40歳になる!

まだ、ならないよ。
まだならないけど、これから歳を重ねるに当たり、色々思うような出来事が重なって、なんか、近づいてるなーと思ったので。ちょっとまとめてみます。

 

①数年ぶりに風邪を引いた件
こないだ久しぶりに発熱を伴う風邪引いて、ツイッターでもギャーギャー騒いだけど、わたしはとにかく風邪を引かない。引いても鼻っ風邪くらいで、ちょっと酒のめば次の日ケロリと良くなる。熱出るなんて3,4年ぶりくらい??
それで、何が言いたいかというと、治りがメッチャ遅かったんですよ。長い事引きずってさ。滅多に引かないもんだから余計「あれ?風邪ってこんな辛かったっけ・・?」ってなって。
そういえば10月ロンドンから帰った時も時差ボケ辛いのなんの・・。いや、明確な時差ボケは3日くらいなんだけど、その後1週間くらいずーっと調子悪くてさあ。
そうやって立て続けに起きて、わたしやっと気づいたよ。
「あ。若い時と違うんだ。」と。
遅い?遅いスカ?
普段病気もケガも滅多にしない、酒もガンガンいける、何をどんだけ食べても太らない、超ウルトラスーパー健康体なので気づかなかった。若いままじゃいられないって事に・・。

確かに35ぎたくらいから「オールしたあと辛い」とか「太りやすくなった」とか「食が細くなる」とか、あるよ。あるけど、まあ、だましだまし生きていけるのかなって。
だって、身体辛いからダイエットしたり、筋トレしたり、サプリ飲んだり、って。。え!?今からそうやってなんだかんだ付け加えてったら、もっと歳取ったらどうなるの?お金も時間もおっつかなくならない!?そんな事にお金と時間取られるくらいなら好きな事に使いたいよ~。

でも、そうじゃないんだね。これからは好きな事をするために、お金と時間を割かないとダメなんだ。
老いていく自分と向き合って、うまく落としどころを見つけていかなければ。。

 

②1週間で40代の人、50代の人、60代の人のライブを観た件
40代(になる)人は同世代だからもがいてるのがメチャメチャわかる、こういう40歳どうなのかなって実際言ってたしそう思ってるのはすごく伝わる。
それで、次に50代の人のライブを立て続けに2つ観たら、あれ、なんか急に飄々としてるなって。いや元々飄々としてる人たちではあるけど、50代でバンド続けてツアーに出てる時点で既にレアケースじゃん。某御大はMCは健康やケガの話ばっかりで、人の前に立った時いかに体力を消耗せずして若々しく居るための工夫をたくさん知ってるし、もちろん身体も鍛えてるし、健康グッズを常に持ち歩いてる。大好きだったお酒を完全に絶ったメンバーもいる。自分は先日の風邪の件があったばかりだから、こういうの、サラッとやってるようにみせかけて全然サラッとやってる訳じゃないんだな、今まで気付かなかったな、って。
それで、「みんな50代なので楽屋は若い時と違って自我が無く穏やかです」だって。
へえ・・。自我がねえ。
わたしは・・まだ自我あるな。

それで、最後に60代の人のライブ観たんです。
60代っておじいちゃんじゃん。なんか、外タレもそうだけど高齢のロックな人ほどちゃんとしてるというか、ロックンロールしたいと思えば思う程、健康に気を付けたり身体鍛えたりしないといけないのって不思議。キーコさんなんて後半裸でベース弾いてたけど60代の人が人前に出せる裸キープするの、どれだけの努力必要なんだって。バンド続けたければ老いる身体と折り合いつけたり、周りの人やメンバーとうまくやっていく処世術見に付けたり、酒やめたり。
多くを得る人は多くを手放している、年齢が上がれば上がる程その量は多くなる。

 

雨宮まみさんが亡くなった件
直接知らない人の訃報は言及しない事が最大の追悼だと自分の中では思ってるんですが。
雨宮さんが特に好きという訳ではないけども、彼女の死はズガーン!てきたな。ニュースのコメント欄も、他の若くして亡くなった人に対するコメントとは一線を画すというか、なんだか重苦しかった。
その中に「後追いをする人が出てきますよ」ってのがあったけど、わたしは死にたいと思った事はないし多分これからもないけど、彼女のコラム「40歳がくる!」を読んでいたので、その真摯な文章から40歳で死にたい気持ちがものすごく伝わって・・。「あっ、40歳を一区切りとして幕を引く人生もあるんだな」と思った。(自殺かそうじゃないかはあんまり関係ない)なんていうか、同世代なものだから、あ、今か。今なの。今、降りるんだ、まぁ、うーん、確かに、、って。影響されるまではいかないものの、ものすご~~く暗い気持ちになった。能町さんの追悼しないブログも本当に胸に突き刺さって痛かったな。

ただ雨宮さんのように「40歳が来る!」って思うと何か物凄く大きなものが迫りくるような気がするけど、「40歳になる!」って思えば少しは気が楽になるかな、わたしの場合はね。