さやんは健康体を取り戻した

出産から2ヶ月経ちました。

出産の記憶が強烈過ぎて、入院中の1週間はフワフワ夢のようだった。その後都内のばあちゃん家に親を呼んで擬似里帰りして、1ヶ月家に閉じこもって家事もせず子供の世話だけしてまるで天国、つまり1ヶ月と1週間は別な世界に居た気分で、家に帰ってやっと現実に戻ってきた気がします。

 

思えば妊娠中は本当に辛かった。最初から最後まで、総じて具合が悪かったよ。地獄のようなつわり、それが終わったら貧血、お腹が大きくなるにつれどんどん胃が上がって胃痛と胸焼け、めまい、全身のだるさ、足の付け根痛は日に日に増して歩くのも辛い。 

そんな日々に比べたら、産みさえすればこっちのもの。それまでお腹を気遣って食生活や重いもの持たなかったり気を付けてたけど、私単体であればそんなの必要ないんです。そもそもがウルトラスーパー健康体なので、産んだらウソのように身体がスッキリして、主治医にも「回復早いですね」と言われ、そしたらちょっとやそっと寝不足や疲れが溜まったくらいでメンタルもやられない。病院も行政も、出産したお母さんのメンタルをものすごく心配してくるけど、自分は全然平気です。

 

しかし私の身体はすっかり元気なのに、赤ちゃん抱いてると妊娠中と同じように階段の手すりにつかまりたいし、歩くのはゆっくりだし、優先席に座る権利を有するし、席を譲ってもらえる。というか皆あからさまに道を空けてくれたり、電車乗った瞬間飛び跳ねるように席を譲ってくれるし、スーパーでは品物を台まで運んでくれるどころか袋に詰めるのまでやってくれるではないか

おい~!!そんなの、妊娠中もしてもらった事無いぞ!どうせ優しくしてくれるなら、体調の悪い妊娠中にして欲しかったよ私は今は元気なんよお腹出てても全然席譲られなくて「都会は冷たい」なんて思ってたのにさ。

 

あと、産む前に「赤ちゃん服、淡い色しかないの辛い」と思って私好みのドギツイ色や柄の赤ちゃん服を必死にこさえていたけど

産んで分かった事:赤ちゃんにはドギツイ色や柄は似合わない

淡い色しかないのは理由があった、単純に、似合うからなんだな。産むまで全然気づかなかった。あんなに「くまとかうさぎとかいらんわ~」と思ってたけど、今では「くまちゃんかわいい!うさぎちゃんかわいい!」って喜んで着せてる。んで作った服はお蔵入りと化しているもうちょっと大きくなったら着せてみようかな。

 

あと、私は元々子供が苦手だけど自分の子供はもちろん別格、なのできっと「うちの子がイチバンカワイイ!ふんぬ!」ってなるのかと思ってたら、子供産んだらよその子供もメッチャカワイイし、愛おしく思える。不思議

経験した事しか理解出来ない人にはなりたくないけど、経験したら分かった事が山のようにある。新しく分かることや覚えることがどんどん増える毎日はとても楽しいです。